2015年4月22日水曜日

湯守?

うららかな春の肘折温泉。

本日10:00の積雪76cmです。

今日の最高気温は17.8℃。
5月下旬並みの気温だそうで、ブナの新芽もいつもの年より早めの芽吹きです。
雪の溶けた斜面から、イチゲ、カタクリなどの春の花々の先始めています。

が、昨日は冷たい雨。
その雨の中、肘折温泉組合の源泉廻りー配湯本管のスケール(湯華)除去作業がありました。
肘折の温泉は、炭酸カルシウムを基材とするスケール(石灰華)の大変着きやすい泉質で、お湯が通る全ての経路に石状のスケールが溜まります。

チャンとお湯を通すには、人手によるメンテナンスが必須。
大変な作業を、共同で実施しています。



湯花でドロドロになりながらの大変な作業です。
でも、この温泉が、肘折温泉の「源」。
作業員は、肘折温泉組合=肘折三十六人衆の面々。一人ではできない大事な作業なので、各家「当主」の自ら行います。
業者に丸投げではありません。
まさに現代の「湯守」達の仕事です。
(江戸時代からの「お役目」の「湯守」については、また別にご紹介しようかな?っと)

そんな、大変な作業も代々続けてきているからこその「肘折温泉」。

これからもみんなで守っていきます! m(_ _)m