「ひじおりの灯」を始めた当初、若い作家さんで「肘折は水のまちだ。どこにいても水や温泉の音がする。」と教えてくれた方がいました。
温泉内の中堰では、河鹿の涼やかな鳴き声が聞こえ、ちょっと山に入ると、春蝉の声も聞こえるようになっています。
肘折では、「菖蒲(ショウブ)」と「蓬(ヨモギ)」と「牛尾菜(シオデ)」のお祭りで、朝食の際に「良いこと聞け、良いこと聞け」と唱えながら、菖蒲と蓬と牛尾菜を、耳のところで回します。
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柳田國男の「年中行事覚書」にも出ている「耳くじり」という行事らしいのですが、山形・秋田・青森の日本海側に伝わる風習のようで、他所でどんなことをやっているのかな〜と、気になるところです。
山菜も岩魚釣りも、梅雨の雨が本格的になるまでが、ベストシーズン。
是非!