風薫る、さわやかな、肘折温泉です。
昨日・今日と、東北芸術工科大学の洋画コースの一年生が、当館つたや肘折ホテルとお隣六助さんでお泊まり合宿でご来湯です。
肘折温泉、今がちょうど桜の散り際。
当館に展示させていただいている「書」の一つに、
「つばくらめひるがへりとぶ渓あひの山ざくら花は千里にけるかも」
とあります。
今の事だな・・・と思って、ちと調べてみると、
若山牧水の歌で、
「つばくらめひるがへりとぶ溪あひの山ざくらの花は褪(あ)せにけるかも」
と言うのがあります。(大正12年『山櫻の歌』、湯ヶ島温泉)
ちょっと違いますね・・・。
書は、沼の台「龍泉院」の前中村ご住職のおじさまによるものだそうです。
「千里にけるかも・・・」も、いいな・・・などと、素人ながら思っています。
で、
肘折温泉に翻る、「燕(ツバクラメ)」の方は、3年ほど前から異変が。
肘折温泉周辺に飛ぶツバメの類いは、ほとんどが「イワツバメ(岩燕)」だと思っていたのですが、ここ3年、顔の赤く、尾っぽの切れの深い、「ツバメ(燕)」がやってきているようです。
巣の形も違っているようで、岩燕は、口が小さいどんぶり型で、普通の燕は、巣の上部が横にペロッと切れてる、お椀型。
岩燕、飛んでいるのは見るのですが、ウチに巣を作らなくなりました。
雪が多かったのに、暖かい日が続いているためか、桜もタムシバも、ヤシオツツジも、一緒に咲いています。
お散歩していて本当に楽しい季節です。
山菜もこれからが、本番。
是非!